GS美神レビュー

バトルマンガ  |

GS美神極楽大作戦は、1991年から週刊少年サンデーにて連載されていたマンガです。コミックスは全39巻と長編漫画としても人気があります。この作品の見どころは呪術や占術、霊能力などが一般的に取り込まれているということが、今作品の面白さを引き立てているのでしょう。科学と霊能力との融合など、現代ではありえない設定も見ていて飽きない作品です。タイトルにもなっているGSというのはゴーストスイーパーの略であり、主人公の美神は悪霊を除霊する仕事を生業としています。物語は美神とその助手の横島というアルバイト学生を中心に展開していきます。ここまでだと、よくある真面目っぽいマンガに感じるかもしれませんが、最大の特徴はコメディ感をたくさん取り入れていることです。美人でスタイルの良い美神と、煩悩全開の助手横島とのやり取りは見ていても飽きることはなく、むしろワラ氏が込み上げてくるほど面白いからです。この作品は1999年に連載が終了してしまいましたが、今も多くのファンに親しまれている作品です。マンガの世界とはいっても、人と妖怪のバランスが崩れることなく描かれていて、シリアス面とコメディとの見事な融合傑作といえるでしょう。

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テラフォーマーズの設定としておもしろいところはやはり近未来の中で人類の進化が正しいと思っていたところに人類の進化だけが絶対的なものではない、という対立的な生物が登場するところでしょう。そして、その生物とは誰もが嫌うゴキブリなのです。火星を人類の住みやすい惑星にするように様々な環境を整えようとしてきたところに、その人類がまいた種が原因でゴキブリが驚異的な進化を遂げてしまいます。そして人類と同じように知識や連帯感を持ち、人類が意味もなくゴキブリを嫌い、殺そうとするようにゴキブリもまた意味もなく人類を嫌い駆除すべきものとして対立していきます。話の始まりは、火星に何十人かの人類が飛び立つところから始まります。集められた人々はみな訳ありの人々。そして火星での行動に体を合わせられるようにとある人体実験を受けて飛び立ちます。それはゴキブリと戦う為に自分に合った生物の特徴を人体に取り込むという手術でした。そしてそれを武器としてゴキブリ達と戦うことになりますが、人類の想像以上の進化を遂げていたゴキブリ達を前に一人、また一人と仲間が殺されていきます。その中で生きる意味を見出し、ゴキブリ達との戦いに身を投じる人間たち。この物語は人間の生きる意味を問い、そして人類の進化とは何かを問いかけるマンガです。

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荒木飛呂彦先生作の「ジョジョの奇妙な冒険」は言わずと知れた超人気漫画で、根強いファンがたくさんいます。

そんなジョジョの見どころは何といってもジョースター家とディオ・ブランドー(DIO)の因縁に始まるその広大なストーリーです。

ジョジョは一部・二部・三部と部で区切られている事で知られていますが、ジョースター家とディオの因縁は第一部から始まります。

第一部の主人公であるジョナサン・ジョースターと不死身の吸血鬼と化したディオ・ブランドーの死闘は第一部の重要なポイントでこの因縁が第三部へと繋がっていくのです。

そしてジョジョの中でも一番の人気を誇ると言っても過言ではないのが第三部です。
ジョースター家の血を引く第三部の主人公である空条承太郎はスタンドという能力に目覚めます。
そして第一部から生き残っており同じくスタンドの能力と吸血鬼の能力を持つ宿敵ディオ(DIO)との死闘が第三部では描かれています。

このスタンドという能力はとてもスタイリッシュで魅力的なモノが多く、ジョジョ人気の一役を担っており、漫画を楽しむポイントの一つです。

他にも第四部や第五部など、どの部もとても面白く一度見たらハマること間違いなしな荒木ワールドを堪能してみてはいかがでしょうか。

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